エリアトラウト

エリアトラウト フロロカーボンラインの特徴と他ラインとの使い分けについて

どもども、つれつれ丸です。

今回のテーマは、フロロカーボンラインの特徴と他のラインとの使い分けについてまとめいきます! 

エリアトラウトで使用するラインは、

  • ナイロンライン
  • フロロカーボンライン
  • エステルライン
  • PEライン 

それぞれのライン特徴を知っていると

どのラインではどんな釣りが向いているのか?

それを自然と意識することができるようになり、

自分の釣りスタイルにベストマッチングするラインに巡り会えるようになりますよ!  

今回は、フロロカーボンラインについてまとめていきます!

実際に使っている方も多いかなと思います。

改めてフロロカーボンラインの特徴を理解し、他ラインとの使い分けを自分の中で組み立ててみると面白いですよ!

では早速本題に行きましょう!

フロロカーボンラインの特徴

比重が約1.78とラインの中で一番重い

まず、最も特徴的なのが

比重が高く水に沈む性質があるということ!

沈む素材は、フロロカーボンとエステルの2種でエステルラインの比重は約1.38でそれと比較しても、フロロカーボンが最も重たいラインとなります。 

※ナイロンラインも比重は1.14なので水より重く沈みそうですが、実際に釣り場で使う場合表面張力の影響でほぼ浮いてしまいます。

syadowataccker

屈折率が水に近いため水中で見えにくい

水の屈折率は約1.33程度であり、フロロカーボンは1.42程度なので屈折率が水に一番近く、

水中でラインが目立ちにくい

 ライン4種の中でも、最も屈折率が水に近いので一番、

魚からは最も見えにくいラインといえるかもしれません。

 摩擦ダメージに粘って耐える

フロロカーボンの特徴としてラインが岩や魚の口で擦れた場合の

摩擦によるダメージに耐えやすい性質があります。

実際には、岩などに擦れるとラインが毛羽だっていきじわじわ切れていきます。

漫画のロープが切れていくシーンのイメージ

他のラインは、ここまで粘らずに突然切れてしまうことが多いです。

とくにPEラインは摩擦であっけなく切れますね…

ナイロンラインの方が耐摩耗性が高い商品も出ていますが、

一般的なナイロンラインと比べると、フロロカーボンラインの方が摩擦ダメージには強いです。

エリアトラウトでは、岩に擦られたりすることはそこまで多くないですが、

歯に擦れてしまったり、ファイト中にラインが魚のエラに触れたりと意外とダメージがあります。

そんなときフロロカーボンラインだと少し安心感がありますね。

 伸びにくく硬くゴワゴワした物性

フロロカーボンラインは、他のラインと比べ

硬くゴワゴワした物性

を持っています。

実際に触ってもらうとわかりやすいですが、

ナイロンラインと比べフロロカーボンの方がハリがあり、硬いです。

フロロカーボンは剛毛、ナイロンはさらさらストレートみたいな差があります。 

これが、メリットにもなりデメリットにもなる要素になっていますね。

他のラインより引っ張り強度は弱い

意外と知られていませんが、

同じ太さならナイロンラインよりフロロカーボンの方が、

引っ張り強度は弱いです。 

実際には製品によっても異なって来ますが殆んどのラインでは、

同じポンド数ならフロロカーボンの方が線径が太くなっているはずです。

ちなみに、エステルラインと比較しても、フロロカーボンラインの方が引っ張り強度は弱いです。 

なので、

ナイロンなど他のラインと同じ強度のラインを使おうと思うとラインが太くなってしまうということですね。

さて、ざっとフロロカーボンラインの特徴に触れてみましたが、フロロカーボンラインがどんなラインか大まかな特徴は理解できましたか?

次は、その特徴からメリットとデメリットを考えてみましょう!

エリアトラウトにおけるフロロカーボンラインのメリットとデメリット

フロロカーボンラインのメリット

比重が重いため軽いスプーンでもレンジキープしやすい 

ラインが水に沈むのでラインが水中に馴染みやすく、スプーンが浮き上がりにくくなり、同じタナを安定して釣りやすくなります。

また、ラインが沈む性質を活かして、スプーンの巻き下げがしやすいですね!

 風に比較的強い

ラインが重たい性質から、

風に対してラインが煽られにくくとても扱いやすい!

強風の日には、フロロカーボンラインはとても頼りになります。 

感度が良い

フロロカーボンは硬い性質と、伸びにくい性質、さらに重さからラインが水面に浮きにくいのでラインが水中で直線になりやすい。

そんな特徴から魚がルアーを咥えたときの振動が伝わりやすいラインです。

繊細なバイトなどを取るのに向いているラインですね。

でも、最近流行っているエステルラインの方がラインの伸びがほとんどなくとても高感度になっているため、

ナイロンと比較したら高感度という表現が正解かもしれません。

 水中で見にくいので魚にプレッシャーを与えにくい

フロロカーボンは屈折率が水に近いので、

水中でラインの存在感が出にくいラインだと言われています。

(真実は魚に聞いてみないとわかりませんが…)

なので、同じポイントに何回もキャストするエリアトラウトでは

ラインの存在感を極力抑えて、
魚にプレッシャーを与えずに釣りが出来るフロロカーボンが有利

なのかもしれません。

実際にフロロカーボンにしたら魚から見えにくくなって釣れた!
と実感できたことは無いですが…

ここらへんは魚に真相をきいてみたいですね。

 フロロカーボンラインのデメリット

ライントラブルが多い

 これは、ゴワゴワで硬いラインの物性がマイナスに働きもじゃもじゃにラインが絡まるトラブルが出やすいというデメリットがあります。

でも、最近のフロロカーボンラインは比較的柔らかいラインも増えて 細いラインであればライントラブルは少なくなっていきます。

3ポンドでは硬さが目立ちますが、

2.5ポンド以下ならナイロンラインと変わらない取り扱いやすさですね。 

キャスト飛距離が出にくい

他のラインと比べ重さがあり、硬さもあるため

ルアーが飛んでいく際の抵抗が大きくなりやすく、キャストの飛距離は最も出にくいラインです。

その傾向は太くなればなるほど顕著で、3ポンドの太さで軽いスプーンを投げようと思うとほんとに飛ばなくてびっくりします。

飛距離が欲しい場合は、PEやナイロンのようなしなやかで軽いラインに軍配が上がります。

2.0ポンド以下のラインになればそこまで飛距離の低下は気にならなくなります。

 表層のスプーン攻略が苦手

ラインが重たく沈んでいく傾向があるため軽いスプーンで水面に引き波を立てながら引いてくるのは難しくなります。

ロッドを高い位置に構えて頑張れば、できないわけではないですが

個人的には素直に比重が軽いナイロンラインの方がやりやすいと感じます。

うまくラインを使い分けましょう!

フロロカーボンラインの使いどころ

ここまで、フロロカーボンの特徴についてとメリット、デメリットに触れてきましたが

どんな時にフロロカーボンラインを使うのが良いのか?

個人的な使い方を紹介します。

万能ラインとして1本用意しておく

自分の中でフロロカーボンラインは、

万能ライン

飛距離やトラブルの多さというデメリットは有りますが、

2ポンド以下であればそういったデメリットが消えて、メリットが目立ってきます。

2ポンドぐらいの強さがあれば余程のモンスタートラウトでない限りキャッチできますし、

1g以下のスプーンも扱えて、

ミノーイング
クランキング
ボトムバイブレーション

色々な釣りを高いレベルでこなしてくれます。

これは、フロロカーボンの感度の良さ、伸びの少なさからくる扱いやすさで、

「 どんな釣りをするかわからないからとりあえずフロロカーボン巻いておく」

という感覚で使っています。

実際、自分のタックルにはフロロ2ポンドが1本巻かれていることが多いです。 

ボトムクランキングで使用する。

フロロカーボンの特性を活かしやすいルアーとしては、

ボトムノックで使用するようなディープクランクを使うことが多いです。

ラインが沈んでくれるので、クランクを素早く潜らせやすくボトムノックしやすいです。

また、沈んだ岩などにラインが擦れてもフロロカーボンは摩擦に強いので少しラフに扱っても大丈夫といったメリットがあります。

少し太目の方が傷などに対して安心ですが、2ポンドで自分はボトムクランキングも行います。 

シンキングミノーのトゥイッチ

シンキングミノーのトゥイッチでは、

フロロカーボンラインを使います。

細くてもあまり伸びないフロロカーボンは、

ルアーにアクションを伝えやすくミノーをしっかりダートさせるのが得意です。

また、ミノーのバイトは激しくひったくって行くバイトが多いので、

エステルラインのように伸びが全くないようなラインでは瞬間的な負荷でラインブレイクするリスクがあります。

なので適度に伸びがあるフロロが安心感がありますね!

 ラインも沈んでくれるので、ミノーの浮き上がりが抑えられて任意のレンジでアクションさせやすいです。

シンキングミノーも2ポンドぐらいのフロロが使いやすいですね。

2ポンドフロロは本当に万能!

 

エリアトラウトにおけるフロロカーボンラインの特徴と使い方まとめ

フロロカーボンの特徴

フロロカーボンの特徴まとめ
  • 比重が約1.78とラインの中で一番重い
  • 屈折率が水に近く水中で見えにくいライン
  • 摩擦ダメージに粘って耐えてくれる
  • 伸びが少なくゴワゴワした物性
  • 引っ張り強度はナイロンより弱い

フロロカーボンのメリット・デメリット

フロロカーボンのメリット
  • 軽いスプーンでもレンジキープしやすい
  • 風に比較的強い
  • 感度が良い
  • 見えにくいので魚にプレッシャーを与えにくい
フロロカーボンのデメリット
  • ライントラブルが発生しやすい
  • キャストの飛距離が出にくい
  • 表層マイクロスプーン攻略が苦手

フロロカーボンの特徴や得手不得手をしっかり理解してフロロカーボンラインを使いこなしましょう!

フロロカーボンラインの使い方 

  1. 万能オールマイティーにこなすタックルに
  2. ボトムクランキングに
  3. シンキングミノーのトゥイッチに

さて、今回はフロロカーボンに的を絞ってみましたがいかがだったでしょうか?

自分の中では、

フロロカーボン2ポンドを巻いておけば大体のエリアトラウトの釣りがカバー出来てしまうオールラウンダーラインだと思っています。

※1.5ポンド~2.5ポンドぐらいがフロロのデメリットが出にくくおすすめです  

複数ロッドを持っていくときは、必ず1本はフロロカーボンラインを巻いています。

まだ使ったことが無い方は是非使ってみてください!

1タックルでエリアトラウトをやろうと思った場合も、自分ならフロロ2ポンドを選ぶかな…(釣りに行く場所によりますが…)

おすすめのフロロカーボンライン

自分がおすすめするフロロカーボンラインは
クレハさんのR‐18フロロリミテッド!

フロロカーボンのゴワツキが少なく、トラブルが少ない!
そして、品質も安定しているので細いラインでも安心して使用できます。

釣具屋さんでは、2000円近い金額で売られていることが多いですが、
ネットでは安く買えるので、Amazonを活用して常にストックしています。

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悩んだら、2.0ポンドにしましょう!

バス用のラインのようなイメージがありますが、
エリアトラウトでフロロを使うならこのフロロリミテッドがお勧めです。
(エリアトラウト用のフロロラインは高いものも多いので…)

コスパ重視の方にはこちら

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サンラインさんのフロロカーボンベーシックFC


0.6号(2ポンド)はフロロリミテッドより少し硬さを感じますが、
トラブルで釣りにならないようなことは無いです。
(仮にトラブってもすぐ巻き替えられるし…)


100mあたり、300~350円程度だと考えると、本当にコスパ最強です!
予備ラインとして持っておけば、ラインが無くなるトラブルを回避できますよ!

今回はフロロカーボンについてまとめていますが、

またエリアトラウト始めたばかり、これから始めたい方にはナイロンラインがおすすめです。

ナイロンラインをおすすめする理由を紹介していますので、是非読んでみてください!
なぜ初心者にナイロンをおすすめしているのか?
その理由をわかりやすくまとめています!

エステルラインも、使いこなせればすごい武器になります!

しっかり特徴を把握して使いこなしてみてください!
フロロ、ナイロンと全く違う特徴がありますので、その特徴の違いをしっかり整理しておきましょう!

ではまた!

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