バス釣り

peラインの特徴と釣果への影響 その1

peラインの特徴と 釣果への影響 その1

どもども、つれつれ丸です。

今回はPEラインについてまとめていきます。

最近では、バス釣りにもPEラインを使う人が増えてきましたね。

個人的には、シーバスやエギングでPEラインを使っていたこともあり

普通にバス釣りにもpeラインを使っていました。

そこで得られた経験から、peラインの特徴と釣果へどのような影響があるかまとめていきます。

まだ、peラインでバス釣りしたことないよという方の参考になれば幸いです。

今回も長くなりそうなので、2回に分けて更新していきます。

peラインの特徴について

まずはpeラインの特徴について箇条書きにしていくと

①引っ張り強度が高い

②水より軽い

③巻き癖がつかない

④水の抵抗が大きい

【今回はここまで】

⑤透明カラーのラインは無い

⑥硬いものに対しての根擦れに弱い

⑦伸びない

⑧価格が高い

といった特徴があげられます。

これら特徴が釣果にどのような影響を与えるのか考えてみましょう!

peラインの特徴①引っ張り強度が高い

まず、peラインを語る上で絶対に外せないこととして

この引っ張り強度の高さがあげられます。

これは、釣りにおいて大きなメリットですよね。

具体的には、1号の太さだとナイロンラインでは4ポンドですが、

peラインなら同じ太さで18ポンド程度の強度がえられます。

つまり細い糸でも狙った強度が出せることになります。

なので飛距離が稼げる。

少しでも飛距離がほしいシーバスやサーフのフラット狙い

エギングなどでは早い段階から取り入れられていたのだと思います。

peラインの特徴②水より軽い

次にあげるpeラインの特徴は

水より軽いことがあげられます。

水より軽いので水に完全に浮きます。

この軽さのメリットとデメリットをまとめると

メリットとなる点

  • 飛距離が伸びる
  • トップウォータープラグを扱いやすい
  • ラインで当たりが取りやすい

デメリットとなる点

  • 感度が悪くなる
  • 風の影響を受けやすい
  • ラインの存在感を消しにくい


まずメリットに目を向けていくと、

まず飛距離が伸びます。

理由としては、

キャストの飛距離が伸びれば伸びるほとルアーに放出されたラインの重さが乗っかり失速していくのですが、

peラインはとても軽いラインなので飛距離が伸びても失速しにくい特徴があります。

次にあげられえるメリットは、

トップウォータープラグも動かしやすいことがあげられます。

ラインが浮くので、ルアーが沈みこまずアクションがつけやすいです。

もう一つのメリットはラインで当たりが取りやすいことです。

水面にラインが浮かんでいるのでバイトマーカーのような役割を果たします。

浮いているラインの動きに違和感があったら当たりなので、

ノーシンカーなどの糸がたるむ釣りでのバイトを拾いやすいです。

デメリットは、

感度が悪くなります。

理由としては、水面にラインが浮くためラインが直線になりにくいことがあげられます。

ナイロンラインよりさらに軽いので、軽いルアーを使うとたるみが出やすく感度が悪くなりやすいですね。

また、風の影響も大きく受けることになります。

ラインメンディングで水面にラインをしっかりつけることである程度風の影響を抑えることは可能ですが

足場が高い場合などの空中に出てしまっているラインが多い状況では大きく風にラインが流されます。

狙ったコースをトレースできなかったり、ルアーが沈みにくくなり狙った水深を引いてくるのが困難になります。

もちろん、ラインがたるむので感度も下がります。

風に弱いのはpeラインの大きなデメリットだと感じています。

他のデメリットとして、

ルアーからpeラインが水面まで浮いてしまうので

比較的ルアーの近くに目立つ糸が縦方向に伸びてしまいます。

オープンウォーターではラインの存在が際立つので

プレッシャーがかかっているバスにはあまり向いていないと言えます。

でも、フロロカーボンのロングリーダーを使うなど工夫すればルアー近くの糸の存在感は消せるので、

リーダーのシステムしだいで状況に合わせることも可能です。

peラインの特徴③巻き癖がつかない

peラインの面白い特徴として

巻き癖がつかないことがあげられます。

巻き癖とは、スピニングリールなどのスプールに合わせて

ラインに螺旋のようなクセがついてしまうものですが、

PEラインはそのクセが全くつかず常にまっすぐな状態を保ってくれます。

この特徴のメリット、デメリットをまとめると

メリットとなる点

  • 感度が得やすい
  • 飛距離が伸びる

デメリットとなる点

・ライントラブルが起こりやすい

まずメリットを整理すると、

ラインがコイル状にならず、直線を保ってくれるため感度が得やすいです。

また、ガイドへの接触も巻き癖がないためほとんど気にならず、

キャスト飛距離は更に伸びます。

デメリットをみると、

ライントラブルが起こりやすいとしていますが、

中級者に方などはスピニングでもしっかりサミングして余計な糸ふけが出ないように

しっかりラインメンディングできるのでほとんど気にならないレベルで済むと思います。

でも、釣りを始めたばかりの入門者や初心者ではトラブルが増える傾向を強くなると思います。

フロロカーボンラインでライントラブルがほとんど起こらないならpeラインも問題なく扱えると思います。

peラインの場合は、一度絡まると再起不能に陥ることがおおいので、

初心者には個人的におすすめ出来ません。

peラインの特徴④水の抵抗が大きい

次の特徴ですが、水の抵抗が大きいことがあげられます。

水の抵抗って普段はあまり意識しないですよね。

ナイロンラインやフロロカーボンラインは表面がつるつるなので水の抵抗は気にならないのですが、

peラインは表面が少し毛羽だったような感じになっているため

ルアーが沈もうとしたときにラインが受ける水の抵抗が大きいと感じます。

ではここでメリットとデメリットを整理してみます。

メリットとなる点

  • フォールがゆっくりになる

デメリットとなる点

  • 軽いものがなかなか沈まない
  • 水の流れの影響を受けやすい

まずメリットとなる点としてあげたフォールがゆっくりになる点ですが、

アフターの時期や食いが渋い状況で出来るだけゆっくりルアーを落としたい状況では

ラインがうける水の抵抗のおかげでゆっくりルアーを落とせます。

軽いルアーを遠くに投げやすく、

沖でゆっくりフォールで誘えるので

大きなアドバンテージになることがあります。

つぎにデメリットですが、

軽いものが沈みずらくなります。

比重の軽いノーシンカーワームなど、

沈めて使いたい場合ラインが沈んでいきにくいのでテンポが悪くイライラすることがあります。

そういった場合は、長めにフロロカーボンのリーダーを組むことで対策することが可能です。

また、水の流れの影響も大きく受けてしまい

河川などでで軽いものを使用する場合は流れを読まないと狙ったコースを通せません。

フロロカーボンやナイロンラインでももちろん流れの影響を受けますが、

peラインの方が、その影響が大きいため

コントロールするのが難しいです。

ある程度慣れとウェイト調整で狙ったコースは流せるようになります。


さて、peラインの特徴についてまとめてみましたが、

peラインって他のラインと全く違う特徴がありますよね。

特徴をしっかり理解して使うことで

よりpeラインの良さが分かると思います。

続きの特徴についてははまた明日更新予定です。

ではまた!