バス釣り

フロロカーボンラインの特徴と釣果への影響 その1

フロロカーボンラインの特徴と 釣果への影響 その1

どもどもつれつれ丸です。

今回のテーマはフロロカーボンライン

ワームの釣りではフロロカーボンを使う人が多かったり、

バスプロをはじめ、メディアで活躍している人はフロロカーボンを使用している人が多いですよね。

その理由がこの記事を読めばすこしわかるはず!

では早速スタート!

【今回も記事が長くなるため2回に分けて更新していきます】

フロロカーボンラインの特徴

まず特徴をあげてみましょう。

①劣化しにくい(ナイロンと比較して)

②伸びにくい

③水より重い

④硬い(ゴワゴワしている) 

【今回はここまで】

⑤リールに馴染みにくい

⑥カラーバリエーションが少ない

⑦根擦れに強い

⑧価格は平均的

フロロカーボンにはざっくりこのような特徴がありますが

この特徴が釣りにおいてどのように影響してくるのか考えていきましょう!

しっかり特徴を把握することで、他のラインとの使い分けが見えてくるはずです!

フロロカーボンラインの特徴①劣化しにくい

これはナイロンラインとの比較になりますが、

吸水劣化がフロロカーボンでは起こらない、

紫外線劣化も穏やかなため、

ナイロンラインに比べると劣化しにくいので強度が長持ちします。

これはフロロカーボンラインの大きなメリットになります。

とはいっても、擦れなどにより細かな傷による劣化はおこるので

見た目が白っぽいと感じたら、劣化していると判断して弱っている部分をカットしたり、

反対方向からリールに巻きなおすなど対応は必要になってきます。

フロロカーボンラインの特徴②伸びにくい

この【伸びにくい】特徴のメリットとデメリットを確認していきます。

メリットになる点

  • 感度が良い
  • フッキングパワーが伝わりやすい

デメリットになる点

  • 掛けた魚をバラしやすい

まずメリットとして、感度が比較的高くなります。

糸が伸びないので、ルアーから伝わる振動がロッドに伝わりやすい。

なのでしっかりバイトを感じて釣りたい場合

ボトムの情報を知りたい場合はフロロカーボンが有利です。

また、もう一つのメリットとして伸びにくいことで

フッキングのとき針先に力が伝わりやすくフッキングがうまく決まりやすいです。

とくに遠投した場合、

ナイロンラインなどの伸びるラインだとフッキングパワーが伝わりにくい

フロロカーボンラインの方が比較すると有利になります。

デメリットで上げた掛けた魚をバラしやすいというのは、

ショックの吸収が伸びの少なさから弱いため

薄皮部分に掛かったなど悪条件では身切れのリスクが上がってきます。

ナイロンラインは、伸びる性質のためこういった点では身切れ防止効果はあると考えています。

とはいっても、フロロカーボンでも少しは伸びたりドラグやロッドの弾力をうまく使えば身切れは回避できます。

なので、そこまでのデメリットではないかなと思います。

フロロカーボンラインの特徴③水より重い

次の特徴としては、【水より重たい】ということがあげられます。

この特徴のメリットとデメリットをまとめると

メリットになる点

  • 感度が良くなる
  • 風の影響を受けにくい
  • ラインの存在感を消しやすい

デメリットになる点

  • 飛距離が出にくい
  • トップウォータープラグが扱いにくい

まずメリットとしてあげた感度が良くなり理由として、

水中にラインが入りやすいのでラインスラッグが出にくく、

ルアーから竿先のラインが直線になりやすいです。

なので手元へ情報が伝わりやすく感度が高くなります。

またこのラインが直線になりやすいことから、

細かいルアーの操作も情報ががダイレクトに手元に伝わるので小技が効かせやすいと感じています。

これが、釣りがうまいひとがフロロカーボンを使用する大きな理由なのではと思っています。

また、風の影響も受けにくくなります。

ラインが重いため水中に入ってるラインが増えることと、

空中の糸も重さから風に流されにくく扱いが楽です。

強風時はフロロカーボンが使いやすいです。

もうひとつのメリットとして、ラインの存在感を消しやすいです。

ラインの存在感を消す方法はいくつかありますが、

フロロカーボンラインでは、ボトム(底)にラインをべったり張り付け

ラインとボトムを同化させやすく馴染ませやすいです。

これは水に沈む性質も持ったラインでしかできないためとても重宝します。

ノーシンカーでのボトム放置などでは、フロロカーボンが強いですね。

サイトフィッシングでも事前に回遊コースを予測してルアーを投げ込み、

フロロカーボンラインを沈めて存在感を消しておくことは結構重要なテクニックです。

つぎはデメリットの飛距離が出にくいですが、

ルアーを投げたときに遠投すればするほどルアーにはラインの重さが乗っていきます。

この重さがフロロカーボンラインは重いので失速して飛距離が伸びにくいです。

とくに軽いルアーを扱い場合はすごく影響が大きいので注意が必要です。

あとは、水に沈む性質なのでトップウォータープラグは扱いにくくなります。

とくに止めてアクションさせようとするとラインがどんどん沈んでしまうため

狙ったアクションが出しにくくなります。

あえてフロロカーボンを使用してラインを沈ませ、

ダイビングさせる方法もありますが

自分はできる限り、ナイロンラインやPEラインなど水に浮くラインを使用しています。

(使っていてそっちの方がアクションさせやすくて楽しいので)

フロロカーボンラインの特徴④硬い(ゴワゴワしている)

フロロカーボンラインは、他のラインと比べ硬くゴワゴワしています。

この特徴のメリットとデメリットをまとめると

メリットとなる点

  • 感度が上がる

デメリットとなる点

  • 飛距離が落ちる
  • ライントラブルが発生しやすい

まずメリットに目を向けると

ラインが硬いことで感度が良くなることがあげられます。

柔らかいものより、硬いものの方が振動を伝えやすいので有利になります。

デメリットにおいては

まず飛距離が落ちることがあげられます。

フロロカーボンラインの硬さが影響してガイドを通過する際に

巻き癖がガイドに触れる抵抗が増して飛距離が出にくいと感じます。

糸が太くなればなるほど影響は大きく、リールの構造上スピニングリールでこの影響は大きいです。

また、ラインがごわごわしていることでライントラブルが多くなりやすいです。

スプールから糸が必要以上に出てしまったり、糸よれが発生するとラインが絡みやすいです。

そういった点でラインの扱いに慣れていない初心者にはおすすめし難いと感じます。

自分も初心者にフロロカーボンはおすすめしないことにしています。

他の釣りでリールとラインの扱いに慣れていれば問題ないと思いますけどね。

さて今回は、ここまでとなります。

改めて考えると、フロロカーボンにしか無い特徴などもあり

みんながフロロカーボンが好きな理由も何となくわかるような気がします。

続きはまた次回!

ではまた!

おすすめ記事紹介

ナイロンラインの特徴についてまとめた記事があります。

初心者の方はフロロカーボンラインよりナイロンラインのほうがおすすめです。

また状況や釣り方次第ではナイロンラインの特徴が活きる場面が多々あります。

その理由も含めて説明していますので、ぜひお読みください。

ナイロンラインの特徴と 釣果への影響 その1